活餌デビュー!〜コオロギの保管方法について〜

飼育方法

 ニシアフリカトカゲモドキ飼育者にとって避けられないのが活餌(コオロギ・デュビアなど)の管理です。仮にショップで人工フードを食べる子をお迎えしたとしても、拒食などをきっかけに一時的に活餌しか食べないということも起こり得ます。そこで今回は、活餌を保管する際に必要な用品や餌などについてご紹介したいと思います。なお、今回は最もポピュラーな活餌であるヨーロッパイエコオロギ(イエコ)を例に、爬虫類ショップで買ってきてからニシアフに与えるまでの一時的な保管方法についてお話させていただきます。

コオロギの保管で必要なもの

①ケージ(虫かご・プラケース)

 爬虫類ショップでコオロギを購入する際、おそらく「プラスチックカップ」、「紙袋」、「ビニール袋(熱帯魚等を入れる袋)」のどれかで持ち帰ることになりますが、そのままの容器で保管すると水切れ、蒸れ、餌切れによる共食いなどでせっかく購入したイエコが死んでしまう可能性があります。そのため持ち帰ったらすぐに自宅のプラケースに移すようにしましょう。一時保管をするだけなので、安価なプラケースで問題ありませんが、「高さ」「換気の良さ」を重視してください。コオロギはプラケースの壁を登ることはできませんが、ジャンプして脱走する可能性がありますので、住処となる卵パックなどを置くことも考慮し、少なくとも高さ15cm以上のプラケース(イエコML以上の場合はさらに高さがあるのが望ましい)を使用しましょう。また、コオロギは蒸れに弱いため、密閉された容器ではなく、適度に通気口があるプラケースを選ぶようにしましょう。ここでは高さがあって1000円以下で購入できる(2026.4時点でAMAZONの値段を確認)プラケースを紹介しておりますが、夏であればダイソーなどで300円〜500円程度の大きめの虫かごが販売されていると思いますので、確認してみてもよいかもしれません。

②水入れ

 コオロギも水分補給が必要であるため、ケージ内に水飲み場を設置する必要がありますが、爬虫類のように小皿に水を入れるだけだとコオロギが溺死してしまいます。そのため、オススメの方法として①昆虫給水用ゲルを使う②小鳥用の水入れを工夫して使うということが挙げられます。まず①の昆虫給水用ゲルでオススメなのは「インセクトウォータークリスタル」という商品です。こちらの商品はほぼ水分のみであるため昆虫ゼリーのように糖分が含まれておらず夏でもカビにくく、ベタつかないのが特徴です。私の場合はプラケースの一部にアルミホイルを敷いて、その上に乗せておくことでそのまま捨てられるようにして使用しています。次に②小鳥用の水入れを工夫して使う場合ですが、イメージとしては下で紹介するようなタイプの小鳥用の水入れの飲み口に綿などを詰めてコオロギが溺れないような水飲み場を作るというものです。こちらの場合、水入れも丸洗いできますし、綿は使い捨てにすれば衛生面も保つことができます。小さなコオロギで水飲み場に上がれなそうであれば、水飲み場付近に布等を貼り付けて摩擦のある状態にしておくか、鉢底ネットでスロープのようにしておけばコオロギが水飲み場に行きやすくなります。昆虫ゼリーでも水分を補えますが、商品によって様々な成分が含まれているほか、糖分が含まれておりカビやすいため私は使用しておりません。できるだけメンテナンスに時間を使いたくない、持ち上げたときなどに水入れの水が漏れるのが心配ということであれば①の方がオススメです。

③コオロギ用の餌

 これから飼育するコオロギはニシアフの餌であり、大事な栄養源です。購入後に餌を与えなくとも数日は生きているかもしれませんが、それでは栄養価の低いコオロギとなってしまいますし、最悪、空腹のせいで足場として入れていた卵パックを食べてしまったり、共食いをしてしまう可能性もあります。そこで、今回はガットローディング(餌となるコオロギに栄養価の高い食べ物を与え、その栄養が詰まった状態のコオロギをペットに食べさせること方法)に向いていてコオロギの食いつきがよかった餌を3つご紹介します。1つ目は「ウォンバルー インセクトブースター」という商品で、さらさらした細かい粉タイプの餌です。300g入っているため、コオロギをたくさん飼育する予定がある人に向いています。2つ目は「コオロギブースター」という商品で、小粒タイプの餌です。1袋あたり45gですので、ニシアフが1匹で保管するコオロギも少ないという方にオススメの商品です。3つめは「バグプレミアム」という商品で、こちらはアメリカミズアブの幼虫を乾燥させたものです。メインは爬虫類の副食として使用するようですが、ガットローディングにも使用できるものであるため、我が家ではコオロギの餌として使用しています。私の場合は、「インセクトブースター+バグプレミアム」または「コオロギブースター+バグプレミアム」の組み合わせでコオロギに与えています。また、毎回ではありませんが、家に小松菜があるときは小松菜を小さくちぎって入れています。小松菜は栄養があるだけでなく水分補給もできるため、コオロギの食いつきもかなり良いです。小松菜を入れる場合は衛生面や乾燥してしまうという理由から、一度に食べれる量を入れるのがよいと思います。

④コオロギの足場

 私の場合は、③コオロギの餌紹介の写真のようにコオロギの足場として卵パックと鉢底ネット(ダイソーで購入)を使用しています。卵パックは足場として優秀なだけでなく、コオロギが卵パックに集まるため、卵パックをそっと持ち上げてカルシウムパウダーを入れた別容器にトントンとぶつけるだけで、給餌するコオロギをまとめて別容器に確保することができます。鉢底ネットは写真のものだと出口を手で塞ぐだけで捕まえやすく、卵パックより別容器に移す際に逃げるリスクが減りますが、床面積があまり増えないというデメリットもあります。コオロギの飼育ケースが広く、高さもあればシート上の鉢底ネットを丸めて結束バンドで固定して足場を作ってもよいかと思います。なお、③でもお話しましたが、餌を切らしてしまうとコオロギが卵パックをかじって食べてしまうリスクが増えるため、餌をきらさないように注意しましょう。

まとめ

 コオロギ飼育には①高さのある通気性のよいケージ、②水分補給のできる設備、③ガットローディングできる栄養価の高い餌、④コオロギが落ちつくことができ、かつ給餌の際に捕獲しやすい足場を用意しましょう。

 生きた虫を触るのが怖いという方は、慣れるまでニトリル手袋等(できるだけぴったりとした手袋の方が作業しやすいです)をして作業をすると抵抗が少なくなると思います。私も最初はジャンプするコオロギが嫌いでニトリル手袋とセリアのバグキャッチャーを駆使してコオロギの世話と給餌をしていましたが、1か月くらい世話をしているうちに素手で捕まえることができるようになりました。現時点でコオロギが苦手な方も大切な家族であるニシアフたちのために頑張りましょう!

 

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